2024-04

タカヒロと黒々しんじゅ

第56話 形勢逆転

がれきの中から立ちあがろうとしたガオタイガー。しかし、視界がゆれてドウと崩れ落ちます。 「お、おのれ!ゆるさんぞ!!」 イメージの力で体を回復させようとしますが、あまりの屈辱で思うようにいきません。 「よ、よくもオレ様に恥をかかせてくれたな...
タカヒロと黒々しんじゅ

第55話 ピンチはチャンス

すぐさまシャチのように飛び上がるガオタイガー。 サーベルがうなりをあげて、竜巻の中でもがくタカヒロの体をミンチにするべくおそいかかりました。 「!!」 その時、まるで時が止まったようにタカヒロのまわりの時間がゆっくり流れはじめます。 ものす...
タカヒロと黒々しんじゅ

第54話 絶体絶命

ガオタイガーはサーベルを構えるとふたたびタカヒロに向けて構えました。 「フン、復活したくらいでいい気になるなよ。死にぞこないのくせにしょうこりもなく粋がるとは本当にバカなやつだ…」 「お前はミア姫様にはふさわしくない人だ!さしちがえてでも絶...
タカヒロと黒々しんじゅ

第53話 時間の使い方

タカヒロは目を開けると、不思議そうな顔であたりをみわたします。 「よかったー!あの子は死んでいないよ…無事だよ、ホラあんたもご覧!!」 顔をおおい指のすきまからおそるおそるみていた養母は元気になったタカヒロに歓喜すると、それをみせてあげよう...
タカヒロと黒々しんじゅ

第52話 人知を超えた特別な力

「心臓は無事のようだが、肺がこれではまさに虫の息。時間の問題だな…」 ガオタイガーは高笑いをしたあと、会場の観衆に向けてサーベルをつきあげ勝利したことを示しました。 会場中からはもちろん、VIP席にいならぶ貴族や大臣からも割れんばかりの大き...
タカヒロと黒々しんじゅ

第51話 圧倒的な差

「オレはまだイメージによる本当の力も出していないのだ。これでもう逃げることはできんぞ。さぁ、どうする?」ガオタイガーが十字を切るとそこには、猛烈な風による十字路ができあがりました。風の十字路の中にタカヒロを閉じ込めたのです。 「フハハハハハ...
タカヒロと黒々しんじゅ

第50話 うっとしい奴

ガオタイガーはタカヒロのいる上空へ飛び上がります。 きりもみの中でもみくちゃになっていたタカヒロ、その顔面を有無を言わさぬガオタイガーの巨大な拳が直撃しました。 タカヒロは闘技場の地面にたたきつけられ、目はグルグルまわり 意識はもうろうとし...
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第49話 笑うガオタイガーと怯えるタカヒロ

「なるほど………きさまも特別な力をえたんだったな。フフフ、これでやっとおもしろくなってきた」 ガオタイガーの取り巻き連中は目を白黒させあっけにとられていました。 「な…なんてやつだ… 俺たちでもかわすのが難しいあのガオ様の太刀を見切ったとい...
タカヒロと黒々しんじゅ

第48話 命をかけて

ガオタイガーとタカヒロは会場の中央にある円形闘技場にうつり、お互いの1つしかない命をかけて対峙するのでした。 「バカめ、このオレがせっかく忠告してやったのにノコノコ出てきやがって。よっぽど死にたいらしいな」 タカヒロの両手がほのかに輝きます...
タカヒロと黒々しんじゅ

第47話 最終試練

そこまでいったとき、タカヒロはこんもり盛り上がった自分の両手を見つめました。 「あの水を飲んでボクも特別な力をえたんだ。もしここであきらめたら、一生後悔する。そんな気がする」覚悟したそのときタカヒロの両手が光ります。 「な、なんなの??…こ...