ガオタイガーはイメージを思いうかべようとしますが、すでに最高のアイデアは出た後でした。 「ぐぐぐぐ…!オ…オレのイメージをこ…超える力だと…!あってたまるか…こ…こんなことが…く…くっそーーー!!オレの力は史上最強なんだ!!オレ様が1番強いんだーーー!!!」
「ぎぎぎぎ………!!!…ネコだけがもつ……永遠不滅の力……どんな力でもそれが強制や恐怖、命令によってネコを従わせようとするなら絶対に従わない!…高貴な力…!…これまでも…そしてこれからも永遠に滅びることのない、それがネコだけがもつ本当の力!!!」 サーベルは向きをかえ今度はガオタイガーに襲いかかります。
「ぐぬぬぬ………!!!うおおっおおっおお……お、押され…!!!ぐぎゃああああ………!!!!」 ガオタイガーのサーベルから蓄積された力が解放されると、ものすごい勢いでガオタイガーのひざから上を吹きとばし、真空の大砲となって宇宙に放たれたのでした。
即死だったガオタイガー。そのわずかに残された足は、誰にもひきとられることなく静かにその場にころがり、鮮やかな赤い血にはただ真っ白な雪がふりつもるのでした。