タカヒロと黒々しんじゅ

タカヒロと黒々しんじゅ

第81話 謎の黒い毛

タカヒロはまったくわけがわからぬまま、大臣のあとについて王様のもとへ向かいます。 「な、なにをするんです!?やめてください!ボクがいったい何をしたというのです?」 「だまれ、この宇宙人め!姫をどこへやった?教えぬとその頭と胴体を切り離してく...
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第80話 タカヒロの逮捕

部下の兵士や大臣たちがとり乱し、宮殿の中がハチの巣をつついたような大騒ぎになっているのに気づかれた王様は、儀式を一時中断し自ら部屋を出て部下に問いただしました。 「な…なんということ…ミ、ミアが…!?」 亡き妻ロクサーヌの部屋にあわててかけ...
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第79話 ミア姫、謎の失踪

「かしこまりました。目をつぶっている間に、ミア姫をつれてまいりますニャン」 一方、こちらはお城の中。 ミア姫さまは国に災いをもたらす不吉な黒々しんじゅをいったい誰がもってきたのかと怒りをおさえ大臣にたずねます。 ところが、黒々しんじゅはタカ...
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第78話 笑う魔王使い

「こ、っここの宝石は凶をこえた最凶の輝きをはなっております。ご覧ください、まわりの宝石の光を吸いとってその光で黒く輝いております。黒い輝きなどこの世に存在しません。こんな光をあびていれば必ずや災いをもたらしましょう。ただちに、この宮殿から遠...
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第77話 ミア姫の願い

「わたしはあなた様の父より宝石取引の保護をうけ、このように立派な宝石商となることができました。そこで、あなた様とタカヒロ王子の末永きご多幸を願い、わたしにできるもっとも良いプレゼントは何かと考えておりました…宝石の目利きではだれにも負けませ...
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第76話 謎の宝石商

さっそく次の日、魔王使いはお城までやってきました。そして、取つぎの者に高価な宝石のワイロをわたし、王との謁見を申しでたのです。 「私は王様にたいへんお世話になっている宝石商です。このたび王様がご退位されるときき、はるばる遠い所から感謝とお礼...
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第75話 名案

「おや、あなたはタカヒロ王子のことを知っているようだけど、 それは昔の話だよ。今は立派な王子になられて、 見かけによらずなかなかの王子だってうわさだよ。  それに今の王様が退位を決断され…もう1週間ほどで タカヒロ王子が正式に王様になること...
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第74話 居ても立っても居られない

ネコが好き以外とりえのなかったタカヒロを思いだすと、とてつもないエネルギーがあふれてきます。 しかし、タカヒロは三途の川の水を飲んで1度完全に死んでたので、呪いが通用しなくなっていました。 「くっそ~!あいつはなんの苦労もしておらん。なんの...
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第73話 執念 or 信念

(もしタカヒロが死んでいたとしたら、 マスターキーの1つは完全に失われたことになる。  つまりこの世界のどこかに、ほころびや欠陥が生じているはず! とくにタカヒロの黒々しんじゅは時間の流れから富・お金・財産をうみだすもの。  だとすると、世...
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第72話 魔王使いの気づき

「まぁタカヒロのやつも、土の中でくたばったことだから、 俺の味わった挫折感よりやつの絶望の方が大きかったのはまちがいない…   それにしてもどうにかしてあの仮想世界に入って、 黒々しんじゅを手に入れたいものだが… あの世界に入れるのはタカヒ...