タカヒロと黒々しんじゅ 第9話 母の言葉 おなかがへってノドもカラカラ。そのうえ何も見えないまま、やっとのことで我が家にたどりいたタカヒロ。 「ひ、ひどか目に…あわ…された! 母上…た…すけて…」 かすれる声をしぼりだすとそのまま気を失いました。 行方不明になって心配していた養母は... 2024.02.09 タカヒロと黒々しんじゅ
タカヒロと黒々しんじゅ 第8話 仮想世界からの脱出 さてこちらは、自分がつくった仮想の世界に閉じ込められたタカヒロ。 ネコの口から光がみえなくなって、「インチキおじさんの隕石頭!!」と叫んでいました。 悔しがっても仮想世界はどんどん暗くなるし、時計もどんどんうすれて消えていきます。 タカヒロ... 2024.02.08 タカヒロと黒々しんじゅ
タカヒロと黒々しんじゅ 第7話 夢やぶれる 魔法使いは声を荒げ「ゼロサムゲーム!」と絶叫しました。するとたちまち、仮想世界はリアルな現実へと戻り、仮想世界との接続は途絶えます。 自分のイメージがつくりだした仮想世界に閉じこめられたタカヒロ、もうそこから一生死んでも出ることができなくな... 2024.02.07 タカヒロと黒々しんじゅ
タカヒロと黒々しんじゅ 第6話 おじさんともめる タカヒロがUSBメモリを頭に差し込み回すと、頭がスッキリしておじが言ったことをすべて思い出したのです。 そのため、おじがいったことを何から何まで完璧にやってしまうことができました。 階段から裏階段、そして泉に入り時間の方程式をよけて黒々しん... 2024.02.06 タカヒロと黒々しんじゅ
タカヒロと黒々しんじゅ 第5話 一気に話されても困るのだ そういうと魔法使いはタカヒロの額をなでながら呪文を唱えました。 「痛いか?」「痛くはないけど…あれ?暗闇の中がよく見える!」 「そうだ、その調子で闇に目をならすのだ… よいか、ここからはお前1人でやらないと全て水の泡になってしまう」 そう言... 2024.02.05 タカヒロと黒々しんじゅ
タカヒロと黒々しんじゅ 第4話 心眼 「コホン、まずお尻を隠すとしよう。さぁタカヒロ、 この世でまだ誰も経験したことがない素晴らしい世界をみせてやろう」 こういって、懐から小さな箱をとりだすと、 「さぁ、目をとじるんだ。そうすれば目の前は真っ暗になるはずだ。 そして、心の中でし... 2024.02.03 タカヒロと黒々しんじゅ
タカヒロと黒々しんじゅ 第3話 仮想世界deおなら 翌朝、タカヒロが立派なネコを抱いているのをみて養母はびっくりしました。 あわてて周りをキョロキョロ見回すと、タカヒロが勝手にどこか偉い人の飼いネコを盗んできたと、思ったのです。 「どこのお家から盗んできたんだいお前?いくらネコが好きでもダメ... 2024.02.02 タカヒロと黒々しんじゅ
タカヒロと黒々しんじゅ 第2話 おじさんの長い話 その翌日、魔法使いは朝タカヒロを探していると、いつものように野良ネコたちの中に混じって、楽しそうにしているタカヒロを見つけました。 かけよってタカヒロを抱くと喜びながら言いました。 「今夜お前の家にいくから、これでご馳走を用意してくれ」 こ... 2024.02.01 タカヒロと黒々しんじゅ
タカヒロと黒々しんじゅ 第1話 おじと名乗るなぞの男 昔、ある国に、貧乏なネコ屋が住んでた。 このネコ屋には”タカヒロ”という近所で宇宙人と噂される子どもがいましたが、幼いのにいつも何を考えているのか分からない不思議な子でした。 タカヒロが初めて口にした言葉は、「ネコ…」で、ひきとって10年が... 2024.01.31 タカヒロと黒々しんじゅ